【川崎市麻生区】プロが教える安心リフォーム基礎知識 ②

前回は木造軸組み工法の床についてお話をさせて頂きました。

今回は木造枠組み工法の床についてのお話をさせて頂きます。

同じ木造住宅ですがどのような違いがあるかご理解いただけると幸いです。

私も木造枠組み工法の新築工事は手掛けたことはありますが、今から20年くらい前なので建て方ももしかしたら変わっているかもしれません。

これはあくまで私が経験をした内容をお話致しますのでそこのところご了承ください。

木造枠組み工法はツーバイフォー工法とも言い2インチ×4インチの角材で形成された枠材に合板などを張り付けて壁やを造ります。

木造軸組み工法は土台を敷き柱を建てていきますが、木造枠組み工法は土台を敷き根太を455㎜間隔に流して厚み15㎜の本実(ほんざね)加工が施されて合板を床用ボンドと兼用して張ります。

床の合板まで張れたら壁の「スタッド」を建てていきます。

スタッドとは木造軸組み工法の柱や間柱の役割を果たします。

壁下地の事です。

私も若いころに経験をした程度なのでツーバイフォー工法の規格材を全て把握しているわけではありませんが、確か6種類の規格材があると思いまし

①ツーバイフォー (2インチ×4インチ)

②ツーバイシックス (2インチ×6インチ)

③ツーバイエイト (2インチ×8インチ)

④ツーバイテン (2インチ×10インチ)

⑤ツーバイトゥエルブ(2インチ×12インチ)

⑥フォーバイフォー (4インチ×4インチ)

断面サイズをミリ単位であらわすと下記のような寸法になります。

①ツーバイフォー (38㎜×89㎜)

②ツーバイシックス (38㎜×140㎜)

③ツーバイエイト (38㎜×184㎜)

④ツーバイテン (38㎜×235㎜)

⑤ツーバイトゥエルブ(38×286㎜)

⑥フォーバイフォー(89㎜×89㎜)

ツーバイフォー工法は「げんぞう」で下地を組みます。

「げんぞう」という言葉の意味が分からない方が多いいと思いますのでご説明をさせて頂きます。

「げんぞう」とは大工用語になります。

木造軸組み工法の場合は建物本体を建てる柱や梁などの横架材は釘を使わず「ほぞ・蟻継・鎌継・追掛継」などの昔からの伝統技法で行っていましたが、木造枠組み工法の場合は「げんぞう」といい、仕口を一切使わずカットをして釘や金物だけで組み立てて建物本体を建てる事を言います。

木造枠組み工法の床下地も「げんぞう」で専用の根太受け金物で根太を固定する造りになっております。

 

木造枠組み工法のリフォームの様子です。

床の下地材は2×4(ツーバイフォー)を使用していました。

2×4(ツーバイフォー)は38ミリ×89ミリの長方形をしている材料です。

材料の使い方には「平使い」と「正使い」との使い分けをします。

「平使い」とは、89㎜の幅をしている方を上に向けます。

下地材で言えば窓台(マグサ)等を平使いにします。

造作材などは敷居や鴨居なども平使いにします。

「正使い」とは、38㎜の幅をしている方を上に向けます。

梁や腕木、根太などは正使いにします。

なぜ正使いにするかというと、「正使い」の方が材料の強度が強いからです。

また、材料は真っすぐではなく「むくっています」。

このような言葉はあまり耳にしないと思いますのでご説明をさせて頂きます。

むくりとは、材料の「反り」の事を言います。

大抵の材料にはどちらかに膨らむように反っています。

根太や梁などの場合上に向かって反っている方を上に向けます。

質の良い材料の場合、ほぼ真っすぐな材料もあります。

その場合、木目を見て上に向けます。

逆に使用した場合将来的に根太が下がる事もあります。

今回使用していた根太材はツーバイフォーなので900間隔で大引きが入っていました。

これはツーバイ工法の床下地の構造を理解して頂くために載せたものになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

この写真はツーバイ工法の建物の吹抜け部分に床を新設した時のものになります。

根太の組み方は昔の在来工法の施工方法です。

「根太彫り」をして根太を納める施工方法になります。

ツーバイ工法の場合「根太彫り」をせず、梁などの横架材に根太を金物で固定をしていきます。

下地の組み方自体はほとんど似ているのですが、ツーバイ工法の2階の根太をツーバイテンなどの幅の広い材料を使用することにより強度を高めリビングなどの広い部屋を造る事も可能になります。

 

 

 

町場の小さい工務店は新築工事が出来ないと思っている方や大手ハウスメーカーの方が安心だと思っている方が多いと思いますが、町場の小さい工務店は大手ハウスメーカーのような宣伝力がなく、また、ネームバリューでは大手ハウスメーカーにかなわないので、ご依頼頂いた建物に関しましては一軒一軒最後まで責任を持ち工事をするので品質向上になり、しかも、同じ金額ならワンランク上の建物を建てる事が可能です。

株式会社狩野建築では、新築工事・リフォーム工事全般に対応しています。

「新築工事・リフォーム」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログは 「プロが教える安心リフォーム基礎知識③」というタイトルで私が今まで経験をした内容等をお話させて頂きますので、中古物件のご購入をお考えの方や新築で家を建てる方の参考までにして頂けたら幸いです。

 

 

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

対応可能地域

神奈川県 (・川崎市 ・横浜市 ・相模原市)

東京都 (・町田市 ・世田谷区 ・新宿区 ・渋谷区 等)

 

 

お問い合わせ

営業時間 8:00~19:00 (電話受付は9:00~20:00)

 

株式会社狩野建築
〒215-0012 神奈川県川崎市麻生区東百合丘1丁目34-28

対応エリア

神奈川県川崎市を中心に横浜市・相模原市など神奈川県全域
その他、東京都世田谷区・渋谷区・町田市など東京都一部